※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
こんにちは!長崎県対馬市で自動車整備工場『対馬モーターサービス』を営んでいる整備士です。
対馬をはじめとする地方や離島にお住まいの方にとって、軽自動車はまさに「生活の足」ですよね。狭い道もすいすい走れて、維持費も安い。そんな日本の生活に欠かせない軽自動車ですが、2025年に入って注目の新型モデルが登場しています。
今回は、ダイハツから発売された7代目の新型「ムーヴ」と、ホンダから登場した新型軽EV「N-ONE e:」について、カタログ情報だけではない「町の整備工場目線」のお話をしたいと思います。
7代目新型ムーヴの目玉は「リアスライドドア」
まずはダイハツの新型ムーヴから。長年愛されてきたムーヴがフルモデルチェンジを果たし、7代目となりました。
このモデルの最大のトピックは、歴代モデルで初めて「リアスライドドア」が採用されたことです。これまではヒンジ式の普通のドアでしたが、スライドドアになったことで利便性が大きく向上しました。さらには軽量高剛性プラットフォームが採用されており、走りや安全性の向上も図られています。
地方の風が強い地域にお住まいの方の中には、「スライドドアが欲しいけれど、タントやN-BOXなどのスーパーハイトワゴンだと背が高すぎて横風に煽られるのが怖い」という方もいらっしゃいますよね。そんな方にとって、背がそこまで高くないムーヴにスライドドアが付いたのは、まさに痒い所に手が届く朗報だと思います。
整備士が教えるスライドドアの落とし穴
スライドドアは強風の日に隣の車にドアをぶつけてしまう「ドアパンチ」を防げますし、狭い駐車場での乗り降りやお子様を乗せる際にも最高に便利なんですよね。
ただ、普段整備の現場で車を見ていると、スライドドアならではの注意点もあるなと感じるんです。うちのお客様にも「次は絶対にスライドドアの車がいい!」とよくお伝えされるんですが、構造が複雑な分、修理となると少し気をつけないといけません。
実はスライドドアは、ヒンジ式の普通のドアに比べて、モーター、ワイヤー、専用のローラーなど部品点数が圧倒的に多いんです。そのため、長く乗るうちの故障リスクや、いざ壊れて開かなくなったときの修理代が高くなりやすい印象があります。
日頃からできる対策としては、洗車のついでにドアの「レール部分」を一拭きすることです。レールに砂ぼこりや小石が溜まると動きが悪くなり、モーターに余計な負荷がかかってしまいます。定期的な清掃が長持ちの秘訣ですよ。
ホンダ N-ONE e: が見せる軽EVの可能性
続いては、ホンダから発売された国産の新型軽EV(電気自動車)「N-ONE e:」です。サイズ感も走りもちょうどいいモデルとして注目を集めています。
EVと聞くと「充電スタンドがないと困る」というイメージが先行しがちですが、実は地方の環境と非常に相性が良かったりします。自宅の駐車場で夜間に充電しておけば、1日の走行距離がよほど長くない限りは十分に走れますし、何よりガソリンスタンドへ給油に行く手間が省けるのは大きなメリットです。
対馬のような離島でも、島内の移動がメインであれば「自宅で充電してちょこちょこ乗る」というスタイルにぴったりはまると思います。
町の整備工場でEVは診てもらえるのか?
N-ONE e: のような軽EVは、エンジンがないためエンジンオイルの交換などは当然不要になります。定期的なメンテナンスの手間が減るのは嬉しいポイントですね。
しかし、整備士目線で忘れないでいただきたいのが「故障したときや車検のときに、どこで診てもらうか」ということです。
EVの整備には、EV専用のコンピューター診断機や、「低圧電気取扱業務」という資格を持った整備士が必要です。高電圧のバッテリーシステムを扱うため、どこの工場でも気軽に修理できるわけではありません。
地方や離島でEVを買う場合は、「懇意にしている行きつけの町の整備工場が、EVのシステム修理や車検にしっかり対応しているか」を事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
新型ムーヴのリアスライドドアも、N-ONE e: のような軽EVも、これからの生活を便利にしてくれる魅力的な選択肢です。
これから新型軽自動車の購入を検討される方は、ご自身のライフスタイルに合わせて「スライドドアの利便性と修理リスク」や「EVならではの充電環境と地元工場の整備対応力」を天秤にかけて選んでみてくださいね。