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こんにちは!長崎県対馬市で『対馬モーターサービス』を営む整備士です。
自動車保険の更新案内が届いたとき、少しでも保険料を抑えようと「エコノミー型(車対車+A)」の車両保険を選んでいる方も多いのではないでしょうか。 実は最近、このエコノミー型の補償内容に変化が起きています。今回は、自動車情報誌の報道や整備の現場から見た「エコノミー型車両保険の最新事情と落とし穴」についてお話ししたいと思います。
エコノミー型でも「当て逃げ」「動物との接触」が補償される?
一般的にエコノミー型の車両保険は、車同士の事故や火災・盗難などは補償されますが、自損事故や当て逃げは対象外となるのが基本でした。
しかし、情報誌の報道などによると、最近では保険料を抑えられるエコノミー型であっても、以前は対象外だった「当て逃げ」や「動物との接触」を補償範囲に含める保険商品が増えてきているとのことです。
「なんだ、エコノミーで十分じゃないか!」と思うかもしれませんが、ここに大きな落とし穴が存在します。
現場でよくある「動物避け」の悲劇
対馬のように自然豊かな地域で工場をやっていると、私自身も日々実感することがあります。 うちの工場でも、夜中の山道でシカやイノシシが突然飛び出してきて、接触してしまったという板金修理のご相談を非常によく受けるんですよね。
ここで注意したいのが、「動物との接触」が補償される保険であっても、「動物を避けようとしてガードレールにぶつかった」という単独事故は、自損事故の扱いになりエコノミー型では補償対象外となってしまうケースがあることです。
「本当に動物が飛び出してきたんだ!」と口で説明しても、単独で壁にぶつけたわけではないと証明するのはなかなか困難です。 だからこそ、うちのお客様にもよくお伝えするんですが、自己防衛のためにドライブレコーダーの設置は強く推奨しています。いざというとき、映像があるかどうかで状況説明の難易度が全く変わってきます。
保険を使ったらどうなる?1等級ダウンと3等級ダウンの違い
さて、いざ車両保険を使って修理をするとなった場合、等級が下がって翌年からの保険料が上がってしまいますよね。 ここで気をつけていただきたいのが、事故のケースによって下がる等級に明確な違いがある点です。
例えば、台風による水没や飛来物(飛び石など)、お車の盗難といった「自分ではどうしようもない被害」で車両保険を使う場合は1等級ダウンとなります。
一方で、相手のいる事故で対人賠償や対物賠償を使ったり、一般車両保険で自損事故(電柱にぶつけた等)の修理費用を出したりする場合は3等級ダウンとなります。もちろんエコノミー型で車同士の事故を起こして保険を使った場合も3等級ダウンです。
動物との接触も、そのままぶつかってしまった場合の車両保険適用(1等級ダウンになることが多い)と、避けて自損事故を起こした場合(一般条件で3等級ダウン)では、翌年以降の負担額も大きく変わってきます。ぜひご自身の契約内容を確認してみてください。
整備士目線で見る「保険会社と整備工場の相性」
少し整備士ならではの裏話的な視点もお話しさせてください。
車検や修理でお車をお預かりする際、保険会社さんと私たち整備工場とのやり取りが発生します。実は現場から見ていると、保険会社によって「整備工場との相性」や対応のスムーズさには結構差があるんですよね。
例えば、事故をしてしまった際のレッカー手配の迅速さや、搬送先をいつもの馴染みの工場に指定できるかどうかの柔軟性。 また、いざ保険修理となった際に、適切な修理方法や部品代の見積もり(専門用語で協定と呼びます)をスムーズに認めてくれる保険会社もあれば、なかなか修理代の承認が下りず、お車の返却までにお時間を頂戴してしまうケースも正直なところあります。
最近は保険会社の指定工場(提携工場)へ誘導されることも多いですが、付き合いのある整備工場がある場合は、「事故のときにいつもお世話になっている工場へスムーズに運べるか」という視点も、保険選びの大切なポイントだと現場にいて感じます。
複数年契約は自動的に補償拡大されない?
最後にもう一つ重要な事実をお伝えします。 長期的に保険料を固定するために、「3年契約」などの複数年契約を結んでいる方もいらっしゃるかと思います。
自動車情報誌などの報道によると、契約期間中に保険会社が「エコノミー型の補償範囲を広げるぞ」と改定を行ったとしても、複数年契約の途中の場合は、自動的に新しい補償内容に切り替わらないとのことです。
つまり、昔の補償内容のまま契約が続いており、今の充実したエコノミー型の恩恵を取りこぼしている可能性があります。うちのお客様でも、車検の際に保険証券を拝見すると「これ、1年前の改定が反映されていませんよ」というケースが時々あります。
まとめ
自動車保険の改定ペースは年々速くなっています。 車検や1年ごとの更新のタイミングで、ご自身の「エコノミー型」がどこまでカバーしてくれているのかをぜひ見直してみてください。
もし万が一、野生動物と接触してしまったり、避けて事故を起こしてしまった場合は、必ず警察へ連絡して事故証明を取得しましょう。そして、スマートフォンでの損傷状況の撮影や、ドラレコ映像の確保を忘れないでくださいね。